事業アイデアを生む、4つの発想法と5つのフレームワーク

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事業を取り巻く環境の変化に対応するために、新規事業の創出を目指す企業が増えています。その中で、新規事業のアイデアを出すよう求められるケースも増えているそうです。

しかし、いきなり事業アイデアを出せと言われても、そう簡単に使えるようなアイデアは出てこないもの。そこで、このコラムでは新規事業のアイデアを出すための発想法やフレームワークについて解説します。

目次

事業アイデアを出すための、5つの発想法。

アイデア出しに使える、5つのフレームワーク

新しいフィールドで、新規事業に携わることもできます。

事業アイデアを出すための、5つの発想法。

「アイデアとは、既存と既存の組み合わせである」そんな言葉を聞いたことはありませんか?実はこれも、新規事業のタネを見つけるために大切な考え方の一つ。漠然と考えていても、アイデアの神様は助けてくれません。しかし、発想法を学ぶことで、アイデアを生み出せる可能性はグンと上がります。この章では、まずアイデアの発想法について解説します。

既存事業の強みと弱みを見つけよう

事業アイデアを発想する上で大切になるのは、自社のことをよく知ること。その最たるものが、長所と短所です。競合企業と比べて勝っている部分は何なのか、逆に劣っているところはどこにあるのかを考えてみましょう。

長所や短所と聞くとイメージしづらいですが、すごく単純化して言えば「競合他社とバッティングしたときに勝つ要因は何なのか(あるいは負ける要因は何なのか)」ということ。

それは価格かもしれないですし、営業力かもしれない。あるいは歴史や実績、はたまた人脈なんてこともあるでしょう。ただ、そこで終わってしまうのではなく、その強みや弱みを生み出しているものは何か…というところまで掘り下げてみましょう。そこに、自社独自の長所や短所があるはず。

もしその長所が、他社にはマネできない、あるいはマネされるまでに時間がかかるものなら儲けたものです。それを他に転用することで、新しい事業に化ける可能性があるのですから。

競合企業と比較してみよう

自社の強みや弱みを考える上で、自然と行なっているのが競合企業との比較です。競合企業の事業を分析し、ターゲットとしている顧客を知ることで新たな事業の可能性が見えてきます。

自社の商品やサービスを競合企業のそれらと比較することで、それまで見えてこなかった自社の強みあるいは克服すべき弱みも明らかになります。その内容から、新たな事業のタネを見つけることができるでしょう。

すでにあるビジネスを他業種に転換してみよう

ある業界や業種では当たり前となっていることでも、他のフィールドに持ち込みと新しい…ということは珍しい話ではありません。代表的な例で言えば、『オフィスグリコ』です。

グリコのお菓子が入ったケースがオフィスに置かれ、購入する際には100円を貯金箱のような箱に入れます。お菓子はグリコのスタッフが補充し、いつでも手軽にオフィスでお菓子をほおばることができるサービス。実はこれ、「路上の野菜売り」がモデルになっているとか。

このように、異業種のビジネスモデルやサービス、商品を別の業種に転換することで、思わぬイノベーションが生まれる可能性が高いのです。

提供価値を変えてみよう

今も当たり前にある商品やサービスでも、本質的な提供価値を見つけることで新たなビジネスへと転換できる可能性が生まれます。たとえば、カーシェアがその代表例と言えます。

自家用車の需要が減少を続ける一方、自動車の本質的な提供価値である「移動」というニーズはなくなることはありません。この提供価値をシェアリングエコノミーと掛け合わせて生まれたのが、カーシェアというビジネスです。

「既存ビジネスを他業種に転換する」という観点では、カーシェアからさらに「シェアサイクル」もどんどん増えています。このように、提供価値を掘り下げることで、別のビジネスへの形を創ることができるのです。

他社の成功事例を真似る

他社の成功事例から学ぶことは、ビジネスにおいて非常に重要です。むしろ、他社のマネによって生まれた事業のほうが多いくらいかもしれません。

ただし、他社の事業をそっくりそのまま自社に持ち込んでも、選考優位性や知名度の差があり、成功する確率は低いでしょう。そこで重要なのが、他社の事業の弱みや不足を見つけ、それらを解決した形でビジネスにすることです。

日本の製造業も、かつては欧米製品の模倣から始まりました。しかし、徹底した合理化や効率化によって、トヨタは世界一の自動車メーカーの地位を得るまでになりました。これはやや大げさな例ですが、「オリジナルこそが一番」とは必ずしも限らないわけなのです。

アイデア出しに使える、5つのフレームワーク

フレームワークは、何かを考える際の「思考の枠組み」を指します。事業アイデアを出すにあたり、フレームワークを活用し、そこから発想を拡げる…という方法も大切です。ここでは、事業アイデアを出す際によく使われるフレームワークのうち、代表的な5つをご紹介します。

アイデアが8倍に?「マンダラート」

「マンダラート」は。発想をどんどん拡げていくためのフレームワークです。作業としては3×3の9つのマスの中心にテーマを記入し、そのテーマに関連するアイデアを周囲に書き込んでいくだけです。

中心に書いたテーマの周囲に8つのアイデアを書き込んだら、その中の一つを新しいマスの中心に据え、再び8つの周辺アイデアを書き込むことで発想を拡げることができるのです。

7つの切り口で考える「オズボーンのチェックリスト」

「SCAMPER(スキャンパー)法」とも呼ばれ、7つの切り口をもとに発想を拡げていくフレームワークです。SCAMPER」とは、「Substitute(代用)、Combine(結合)、Adapt(応用)、Modify(修正)、Put to other uses(転用)、Eliminate(削減)、Reverse・Rearrange(逆転・再編成)」の略で、それぞれの質問に応えていくことで、発想を拡げていきます。ちなみに、「オズボーンのチェックリスト」という名称は、考案者の名前から取られています。

  • Substitute(代える)       他のものに置き換えられないか?
  • Combine(組み合わせる) 複数の製品をどのように組み合わせることができるか?
  • Adapt(適応させる)        他に類似したものはあるか?過去のアイデアは使えるか?
  • Modify(修正する)                     大きさや色の変更は可能か?
  • Put to other uses(他の使い道) 他の使い方がないか?
  • Eliminate(削減する)      現在の製品から取り除けるものはないか?
  • Reverse・Rearrange(逆転・再編成)        逆にしても可能か?並べ替えをしても可能か?

基本のフレームワーク「5W1H」

新人の頃に口うるさく言われた「5W1H」ですが、実は抽象的なテーマを具体化するにあたっては抜群の効果を発揮するフレームワークです。誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって…とテーマを一つひとつ具体化していくことで、新規事業になりえる発想やその元となる課題の発見につながります。

目指すべき方向を定める「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」

「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」を設定している企業も最近では増えてきていますが、これを事業においても設定することで、自社が社会において存在する意義や役割を定義し、プロジェクトチーム内で共有することができます。

ターゲットから発想する「ペルソナ分析」

事業においては、消費者のニーズを把握し、そのニーズに応えるコンセプトを設定することが重要です。その際、ターゲットの解像度が明確であるほど、事業において提供すべき価値も明確にイメージできるようになります。

ペルソナとは、年代や性別、職業、価値観など、ターゲットとなる人物像を具体的に描いていきます。「そういう人っているよね!」と客観的にイメージがつくくらい、詳細に設定するようにしましょう。

新しいフィールドで、新規事業に携わることもできます。

自社で新規事業の立ち上げに携わることも可能ではありますが、予算や会社の風土などの影響を受けてなかなか事業が立ち上がらない…といったケースは珍しくありません。あれこれ考えて事業アイデアを出しても、結局具体化しないのではモチベーションも下がってしまいます。

そこで、【エン社長候補】で新規事業責任者として転職するという選択はいかがでしょう。【エン社長候補】で扱う求人の中にも、「事業アイデアはあるけど、具体化してくれるような経営人材が社内にいない」「事業アイデアさえあれば資金は出すのに、新規事業を先導してくれるような人材がいない」というケースが非常に増えています。

特に【エン社長候補】の場合、新規事業が軌道に乗った際には分社化させ、その子会社社長を任せる…という意向を持つ企業の求人が掲載されています。この機会に、「社長候補」としてのキャリアを歩む選択を、ぜひ検討してみてください。まずは、会員登録を行ない、様々な企業の求人をチェックしましょう。

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