失敗できないM&A。PMIを成功に導くために必要な人材とは?

en-syatyokoho

企業を買収したはいいが、なかなか業績が振るわない…といったケースは、M&Aにおいて珍しい話ではありません。国内市場の飽和や生産人口の減少、業界再編といった理由から、M&Aは活発化。2019年には過去最高の4000件のM&Aが行なわれました。

一方、M&Aの「7割」は失敗に終わっているというデータも。想定していた投資対効果が得られなかったり、企業統合が進まずにシナジーが発揮されないというケースです。事前のリスク評価やデューデリジェンスなどにも当然原因はありますが、この記事ではPMIに目を向けて考察したいと思います。

そもそもPMIとは何か。

M&Aの概要については「M&Aとは?|5分でわかる、M&Aの種類やメリット・デメリット。」に譲るとして、この記事ではまずPMIの概要をおさらいすることからスタートしましょう。

PMIとは、「Post Merger Integration」の略で、企業買収後の経営統合プロセスのこと。経営手法や社内制度、業務プロセス、事業や社内風土など、あらゆる面が異なる企業同士が一緒になるわけですから、それらを統合していく必要があります。

これがうまくいかないと、組織内外で混乱が起きてしまいます。企業文化の違いから従業員が大量離職してしまったり、取引先との関係性が悪化してしまったり、買収効果を損ねる原因をつくってしまいかねません。

PMI失敗の原因とは?

PMIが失敗してしまう原因は、いくつか考えられます。たとえば、PMIを進めるための準備不足。企業同士の統合は一朝一夕で完了するものではなく、非常に時間がかかるものです。そのためM&Aを検討している段階から統合に向けたロードマップを策定する必要があるでしょう。また、正しく買収のリスクを把握できていないデューデリジェンス不足も原因の一つです。事業環境のみならず、人事制度や労使関係といった面においても把握し、条件のすり合わせを行なうことが大切です。

PMIを実行する人員の力量不足も、失敗の原因に。

いくら綿密に計画を立てても、不測の事態は起こりえるものです。また、PMIを行なう側が恣意的に行動しては現場の混乱を招き、PMIの失敗ひいてはM&Aの失敗につながってしまいます。そのため、PMIを牽引するプロジェクトチームが戦略を理解し、それに沿って自律的に行動することが必要です。しかしながら、戦略を理解せずに行動してしまったり、リーダーシップの欠如から現場をうまくコントロールできないケースが珍しくありません。PMIを牽引するリーダーの存在が、成否をわけるといっても過言ではないのです。

PMIを成功させるためには

適切なPMIは、M&A成功の鍵です。たとえばPMIでやるべきことには、以下のようなことが存在します。

・意思決定プロセスと伝達方法の統合
・適切な人員配置、情報伝達・共有のための仕組みの統合
・人事評価制度、報酬制度、退職金制度の統合
・オペレーション、ITシステムの統合
・類似品を製造販売している場合、製品・サービスの統廃合

あくまでも一例のため、他にもまだまだやるべきことは多く存在します。買収される側の企業からすれば、それまでの環境が劇的に変化することになります。一定の摩擦は仕方ないにせよ、それを最小にしてスムーズに統合を果たすには以下のうな点がポイントになると考えられています。

PMI成功のポイント

・統合初日までにPMI案を完成させる
・強いリーダーシップを発揮する経営者や役員の存在
・各部署・各企業に人材を確保する
・明確な目標を掲げて発信する

ということが、PMIの成功には重要です。上記を踏まえて考えると、譲渡側と譲受側の経営幹部がしっかりコミュニケーションをとって共通認識を得ることが大前提です。また、統合における変革の必要性やビジョンを従業員い納得してもらうためにも、強力なリーダーシップやマネジメントが不可欠。さらに、掲げた目標に向かう中で、いくつもの課題にぶつかるはずです。それらの重要度や緊急度を分析して優先順位をつけて解決できることが求められます。

上から指示するだけでは、PMIは成功しない。

上記のことから分かる通り、外からあるいは上からアレコレ指示をするだけでは、PMIはうまく機能するとは限りません。買収先企業はもちろん、現場にまできちんと入り込み、コミュニケーションやマネジメントをしながら統合させていくことが、PMIを推進する立場の人材に求められる要件と言えるでしょう。

PMI責任者を、外部から採用する、という選択。

M&AそしてPMIを進める上で、外部コンサルタントのチカラを借りるというのは、それらを成功させる上で効果的な選択です。しかし、本気で買収先企業の統合を成功させたい、買収後のシナジーを最大限発揮したいと考えるのであれば、PMI責任者を自社で採用する、という選択肢があります。

それが当サービス【エン 社長候補】。経営リーダー人材に特化した人材紹介サービスで、現場にハンズオンで入り込んでPMIを成功させた経歴を持つ人材も多くご紹介することが可能です。実際、すでに複数の投資会社のM&A~PMIポジションでの導入・成約に繋がっています。自社の戦略や考え方を充分理解した上でPMIを任せることができるため、M&Aの成功率も高められるでしょう。

PMIを成功させたい経営者様は、ぜひ一度【エン 社長候補】にお問い合わせください。

”エン 社長候補”で自分だけの
新しいキャリアを探してください

”エン 社長候補”では年収800万以上の社長候補求人を掲載しています。
会員限定公開のコンフィデンシャル求人も多数取り扱っております。
会員登録する